旅にカメラはつきもですよね。スマートフォンですぐに撮影できて、旅の思い出を手軽に残すことができる写真ですが、もっと魅力的な写真を撮ってみたいと思ったことはありませんか?
この記事では、これから(デジタル)一眼レフカメラをはじめたいと考えている方や、カメラを持っているけど使い方がわからない・・・
そんな方に優しく指南します。
旅にカメラはつきもの
SNSやサイトで見るとても綺麗な写真、いつか自分も撮ってみたいと思ったことはありませんか?
私も旅行に出かける際に、綺麗な写真を撮りたいという思いから、デジタル一眼レフカメラを購入しました。
スマートフォンでも綺麗な写真は撮ることができますが、やはり一眼で撮った写真は一味違うものです。
他の記事で使用している写真も自前のデジタル一眼レフカメラで撮影しています。
ぜひいろいろな記事をご覧ください!
カメラの設定はどうしたらいいの?
初心者が最初に躓く問題、「カメラの設定」についてです。
これは本当にわからないですよね笑
このクリクリどこまで回せばいいの?画面に映されてる英語や数字の羅列なに?
そんな疑問にお答えしましょう!
筆者はSONY α7IIIとSONY α7IVを使用しているため、SONYのカメラを基準にお話させてください!
(一眼レフデジタルカメラ)
写真撮影をするうえで大切な3つの設定
カメラで撮影をするうえで、大切な3つの設定があります。
それが、F値・シャッタースピード・ISO感度です。
この3つを覚えるだけで、写真撮影がとっても楽しいものになります!
ぜひこの記事で覚えて、旅行先でたくさん撮影してみてください。
F値
F値とは、別名「絞り」ともいって、簡単に言えば”レンズに取り込める光の量”となります。
この光の量が多ければ多いほど明るい写真が撮れるようになります。
この羽根が閉開することで光の量を調整することになっています。
F12よりもF2.8 という値の方が絞りは解放され、光の量が増えることになります。
また、一眼レフに求めるもののひとつである背景ボケもこのF値が影響しています。
F値が小さければ小さいほど、被写界深度と呼ばれるものが伸び縮みします。
この被写界深度が浅いと、焦点(ピント)があってる範囲が狭く、背景がボケたりします!
ですが、特に覚える必要はないです。
まとめるとF値は以下のことに影響を与えると覚えておきましょう!
シャッタースピード
シャッタースピードはカメラ内についている、シャッターを開ける時間を設定する機能です。
下の写真のように、暗いキャンプ場でも、富士山や星空を同時に撮影することができます。
(F2.8 シャッタスピード27秒)
このシャッタースピードを開いている時間が長ければ長いほど光を取り込む時間が長くなるため、明るい写真が撮れるようになります。
また、シャッタースピードでは時間を自在に操れる能力があります!(かっこいい)
その効果で滝の流れを一瞬切り取ったり、もしくは画像でも流れをイメージした写真が撮れたりします。
iPhoneでもみたことがあるはず!
iPhoneで夜景などを撮影したときに、「カシャ」と音が鳴ってから写真が保存されるまでに、普段よりも時間が長くありませんか?
それは、シャッタースピードを遅くして、シャッターが開いてる時間を眺めているためです。
普段よりも多くの光を取り込み、夜景の写真を鮮明にする働きがあります。
注意点は、この撮影がしたことがある方はわかると思いますが、カメラを動かしてしまうとボケボケのよくわからない写真ができてしまうことがありませんか?
一眼カメラも同様で、シャッタースピードが遅いと手ブレが起きやすくなります。
基本的な撮影は1/250秒で設定するのが個人的にオススメです!
ISO感度
ISO感度とは、カメラが光を捉える能力値を表しています。
簡単に言ってしまえば、ISO感度を上げればあげるほど、F値が大きくても、シャッタスピードが早くても少ない光で明るい写真を作り出してくれます。
それだけ聞いてしまうと万能のようなイメージを持ちますが、いいところだけではありません。
ISO感度を上げ過ぎてしまうと、写真データにノイズが発生してザラザラでガビガビの写真になってしまいます。
じゃあどういうときに使うんだよ!
ごもっともです。
私は、いつもF値やシャッタースピードで調整しきれない明るさをISO感度に頼るようにしています!
F値 > シャッタースピード > ISO感度
のイメージで優先順位をつけて撮影するように心がけています。
感覚的なところが非常に多いことが写真撮影の楽しみでもありますので、昼夜問わずたくさん写真を撮って上達していきましょう!
デジタル一眼レフカメラには、画面にF値、シャッタースピード、ISO感度が表示されます。
ISO感度はこの画像では一番右に表記されています。
カメラにある撮影モード設定を使って初心者でもらくらく撮影!
上記では、写真撮影に必要な3つの設定(要素)をお伝えしましたが、慣れるまではほとんどのカメラに搭載されている撮影モードを活用しましょう!
AUTO (全自動モード)
その名のとおり、全てプログラムがいい感じの設定をしてくれます。
まずは、ここから始めてみてもいいと思います。
撮りたい被写体に狙いを決めたら、あとはシャッターボタンを押すだけ!
最初はこのモードを使って、撮影に必要なイメージを養っていきましょう。
Pモード (プログラムオートモード)
こちらもAUTOモードと同様に、F値やシャッタースピード、ISO感度を全てカメラ側が自動で調整してくれます。
AUTOモードと違う点は、「色温度」や「露出」が自分で設定できるセミオートのようなモードです。
初めのうちは色温度なども全てオートで調整した方が良いと思うので、必要に応じて使てみましょう。
Aモード (Avモード・絞り優先モード)
絞り優先モードは、シャッタースピードやISO感度は全てカメラに自動で任せて、F値のみを自分でコントロールするモードです。
初心者にも一番オススメなモードです。
前述したとおり、F値はボケ感などを演出するために必要な設定ですので、自分好みなフォトジェニックな写真をこのAモードで撮影してみましょう!
Sモード (シャッタースピード優先モード)
シャッタースピード優先モードは、F値やISO感度はカメラに自動で任せてシャッタースピードを自分でコントロールするモードです。
特に、滝や花火など動きがあるものや、夜間の撮影などではこのモードを使用して写真撮影をしてみましょう!
シャッタースピードを長くして撮影するためには、三脚が必須になります。
撮ってみたい写真に応じてアクセサリーなども購入してみましょう!
Mモード (マニュアルモード)
こちらは、F値もシャッタースピードもISO感度も全て自分で設定して撮影するモードです。
私は、完全に慣れてくるとこのマニュアルモードを使用して撮影することが多くなりました。
カメラ任せでももちろん素敵な写真は仕上がりますが、自分好みに撮影したい場合は、このマニュアルモードを会得してみましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
全ては語りきれませんが、入門の知識としてカメラの設定などをご紹介させていただきました。
最初は思い通りにキレイな写真が撮れないことが多いと思いますが、慣れてくると色々な表現をすることができるようになります!
まだカメラをお持ちでない方は、旅のお供にカメラを検討してみてはいかがでしょうか?
また、この記事ではわからない場合は、お持ちのカメラの公式サイトなどと見比べて理解を深めてみましょう!